【画像・動画付き】ふすま紙の張替えより簡単! 自分で塗り替えてふすまリメイクDIY

シミや汚れの目立つ古いふすま

和室の扉として代表的な「襖(ふすま)」。
中古住宅や古民家では、経年劣化したふすま紙が独特の雰囲気を醸し出していて魅力的。
...とも言えるかもしれませんが実際は、
「なんだか古びて見える」
「シミや汚れの酷いふすまを綺麗にしたい」
とお悩みの方が多いのではないでしょうか?

また、古い和室を洋室風にしたいから、和風なふすまをどうにかしたいとお悩みの方もいますよね。
その場合、真っ先にふすまの張り替えリメイクを検討されるのではないでしょうか?

でもちょっと待ってください!
実は、ふすまをDIYでリメイクする方法は壁紙やふすま紙、リメイクシート等で張り替えるだけではないんです。
もう一つの選択肢、それは「塗料(ペンキ)で塗る」こと!
こちらのふすまも、実は塗料で塗り替えたものなんです。

ペンキで塗り替えたふすま
ペンキで塗り替えたふすまのビフォーアフター

茶色く変色してしまったふすまが、見違えるように綺麗になりました!
しかも、貼り換えの時と違って枠を外すといった面倒な作業はありません。今貼られているふすま紙に直接塗るだけで、とても簡単です。
そのため、DIY初心者の方や「自分で上手く張り替え出来るか不安で、業者に頼もうか悩んでいる」という方に、心からおすすめできる方法です。
そこで今回は、塗料を使ってふすまを簡単にリメイクする方法をご紹介します。

ふすまの張り替えはDIY初心者には意外と難しい?


ふすまを張り替える様子

最近では和室を洋室風にDIYしたり、和モダンでおしゃれな部屋にリノベーションしたりする方が増えていますよね。その影響からか、ネット上では
「ふすま紙の柄が昭和感を出してしまっているからDIYでどうにかしたい」と張り替えを検討される方も増えています。

実際に「ふすま 張り替え」で検索してみると、壁紙やリメイクシート、シールなどを使ってリメイクする方法が紹介されています。

しかし、
「枠を全て外してから張り替えなくてはならない」
「そうでなくてもふすま紙を枠のキワにきちんと合わせなければならない」
「シワが寄らないように注意しなければならない」
などなど、DIY初心者の方にとってはハードルが高いなと感じました。(ズボラな私には特に...)

ふすまなんて張り替えたことないし、しわが一切出来ないようにきれいに貼り付けられるのか心配...でも業者に頼むまでもない。
そんなふすまのリメイク、ペンキを使った塗り替えなら、もっと簡単に出来ますよ!

枠を外さず簡単にできる!ふすまの塗り替えDIY


茶色く変色したふすまを塗る

こちらの画像のふすまですが、もはや木製に見えるぐらい茶色く変色していますよね...。
でも、こんな状態からでも塗料で綺麗できます。

ふすまの塗り替えは
「DIY初心者で簡単な方法を探している」
「少々細かい作業が苦手でしわなく貼れるか心配」
「なるべく簡単な工程でDIYしたい」
という方に、特におすすめです。

張り替えDIYで大変な作業である
「枠を外す」
「フチに合わせてシートを貼る」
「しわが出来ないように慎重に張る」
といった工程が必要ありません!現在のふすま紙の上から、そのまま塗料を塗れば完成です!

「うちのふすま紙って紙だけど、ペンキ塗っても大丈夫なの?」と思った方!
大丈夫、塗れるんです。ふすまが破れることはありません。

自分でふすまをペンキでリメイクする時に必要なもの


ペンキで塗る前のふすまふすまの塗装に必要な塗料と道具

用意するもの

・ TAKARATORYOオリジナルカラー内部用水性塗料
においの少ない水性塗料を選びます。

・ 含浸シーラー
水分を吸い込みやすい素材は塗料も吸い込みやすいため、綺麗に塗るために必須の下塗り用水性塗料です。

・ マスキングテープや布マスカー
塗料がついてほしくないところを保護するために使います。

・ ローラー
ふすまの様に、平らで広い面を塗る時にうってつけの塗装道具です。
なお、含浸シーラー下塗りと色塗りでは別のローラーカバーを使うので、2つ用意しておきましょう。

・ 刷毛
ローラーでは塗りにくいような細かい部分を塗るために使います。
ローラーカバーと同様に、刷毛も2本用意しておきましょう。

・ 手袋
作業中に手にペンキが付かないように着用しておくことをおすすめします。

ペンキで簡単リメイク!ふすまの塗り方


1. 下準備

ふすまの掃除

換気をよくして、汚れてもいい服に着替えたら作業開始です!
ふすまについた汚れやホコリは事前に落としておきます。
可能であれば、ふすまはレールから外して床に置くと作業しやすいです。

床をマスキングテープで養生

床や周囲の壁、家具等に塗料が付いてしまわないように、テープとビニールが一体になった便利アイテム「布マスカー」を使って保護しましょう。

2. 塗りたくないところにマスキングテープを貼る

ふすまにマスキングテープを貼る

枠や引手等の塗らない部分は、マスキングテープを貼って保護します。

ふすまの引手をマスキングテープで覆う方法

ふすま紙やリメイクシートの貼り換えでは難しい引手部分の処理も、ペンキでの塗り替えの時は簡単!
外さずに上からマスキングテープを貼るだけでOKです。
画像のようにマスキングテープを貼った後、カッターで優しくなぞるように切り取るときれいに出来ますよ!

3. 含浸シーラーを塗る

ふすまに含浸シーラーを塗る

ふすまに色を塗る前に、下塗り用塗料の「含浸シーラー」を塗ります。
含浸シーラーをよくかき混ぜ別容器に移し、垂れないように少しずつ刷毛やローラーで塗り広げます。
全体にしっかり塗り終わったら2時間程乾かします。

4. 色を塗る

ふすまに刷毛で塗料で色を塗る

いよいよ塗料でふすまに色を塗ります!今回は、和モダンな印象に出来るカラー「イーグルブルーグレー」をチョイスしました。
塗料をしっかり混ぜてから、まずはフチや引手のような細かい部分を刷毛でなぞるように塗ります。
塗りにくいと感じる時は、塗料に対して5~10%の水でうすめて塗ってみてください。

ふすまにローラー塗料で色を塗る

広い面はローラーで塗ります。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗り広げていき、全体塗れたら一度乾かします。
1度塗り目が終わった時、ふすま紙がふやけてしまうことがありますが、心配しなくても大丈夫!
塗料が乾いたらピンと元通りに張りが戻ります。

ふすまを1度塗りした時の乾燥前と乾燥後

触っても手に塗料が付かない程度乾いたら、重ね塗りをします。ムラになっている部分を中心に丁寧に塗ります。

ふすまに塗料を重ね塗りする様子

全体的に塗れたらまた乾かします。基本的には2回目の塗装で色がしっかり付きますが、まだムラが気になる時は「乾かす→重ね塗り」を繰り返します。

5. マスキングテープを剥がす

ふすまに貼ったマスキングテープを剥がす

重ね塗りが完了したら、塗料が乾ききる前にマスキングテープを剥がします。
剥がれにくいところは、カッターで優しく切れ目をいれると綺麗に剥がせますよ。
塗り残しがある場合は、細い筆で塗り足せばOKです。

完成!古いふすまが綺麗でおしゃれに生まれ変わりました

ペンキで塗ったふすま
塗り替えたふすまのビフォーアフター

昭和感漂う和室が、おしゃれな和モダンな部屋になりました。ふすまが変わるだけで、印象が大きく変わります👀
ふすまの張り替えでお悩みだった方は、ぜひふすまの塗り替えに挑戦してみてください✨

▼ふすまの塗り方は動画でも見れます

まとめ:ふすまのリメイクはペイントDIYで簡単!自分好みの空間を楽しもう


ふすまを自分で塗り替えよう

<色>左上:ホワイトハスキー、右上:イーグルブルーグレー、左下:ブラックジーンズ、右下:ブルーラグーン

今回は、ペンキを使ったふすまのリメイク方法についてご紹介いたしました!
ふすまを塗り替えて、自分好みのお部屋づくりを楽しんでくださいね!

ふすまの詳しい塗り方とDIY塗装セットこちら>>



ふすまと一緒に砂壁や土壁も塗り替えたい方はこちらの記事をどうぞ>>


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