和室のある一般家庭によくみられる、砂壁。
古くなった砂壁をどうにかしたいと、リフォーム・補修を検討しているけど、
「業者に頼むと費用が高いから、DIYで何とかしたいな...」
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
最近では、某有名ハウスメーカーの、砂壁に貼れる壁紙という商品が話題になりましたが、
「砂壁の質感が好きだから、あのザラザラ感は残してリフォームしたい!」
という方もいらっしゃると思います。
実は、DIYでペンキを使って塗り替えれば、砂壁本来の質感も残しつつ、費用を抑えながら簡単にリフォームできちゃうんです😆
今回は、実際に築38年の古民家にある砂壁をペンキでDIYした事例をもとに、誰でも簡単に砂壁をリフォームできる詳しい手順やポイントをご紹介します!
01. 業者に頼む?壁紙を貼る?費用を抑えて壁の質感を残したいならDIY&ペンキがおすすめ
砂壁をリフォームするには、主に業者に頼む or DIYするの2つに分けられ、
上から壁紙を貼る or ペンキで塗る or 漆喰を塗る という3つの方法があります。
業者の方に頼めば、プロなので確実にキレイにリフォームしてもらえるメリットはありますが、その分費用が高くなってきます。
業者の方に施工してもらう場合、ペンキは8万程度、クロスは12万程度、漆喰にもなると16万円程度かかることも💦
また、工期にも左右されてしまう点もデメリットです。
費用を抑えてリフォームしたいという方には、砂壁をDIYでリフォームするという方法があります。
漆喰は上級者・プロの方向けのため、ペンキでの塗り替えか壁紙を上から貼る方法から選ぶのがベター👍
DIY経験者である私スタッフKの意見としては、初心者の方であればあるほど壁紙を貼るより、ペンキで塗る方がおすすめです。
「壁紙を貼るだけ」と聞くと一見簡単そうに感じるかもしれませんが、
壁紙を貼る際、折れたり空気が入ったりしないように、また壁の際に合わせてずれないようになど注意する点が多く、意外と難易度が高いんです。
ペンキであれば、色がついてほしくない部分はマスキングしてから作業するため、特に何も気にせず大胆にローラーで塗るだけで完成します。一番簡単で早く完成できるので、初心者の方は特別なこだわりなどがない限りはペンキでの塗り替えをおすすめします。
また、砂壁の質感を残したいか否かで選ぶのも一つの手です。
和室を洋室にガラッと変えたいという方は壁紙を貼る、砂壁の質感を残しながらリフォームしたい方はペンキでの塗り替えがおすすめです。
02. DIYで安くて簡単!築38年の古民家のボロボロ砂壁もペンキでリフォームできた
実は最近、砂壁をペンキで塗り替えてみました。
舞台は築38年の古民家にある和室。劣化が激しく、少し指で触っただけで砂壁がポロリと剥がれてきてしまうような状態でした。
「果たしてこの状態の壁に塗れるのか...?」
とスタッフも不安を抱きながら作業していました。
ですが、最後には不安の声が歓声に代わっていました。
ペンキで塗った砂壁がこちら👇
まるで別の部屋...!これぞ和モダン!と言わんばかりの素敵な和室に大変身しました。
DIYでリフォームしたとは思えない出来栄え🎨
この6畳の和室、壁3面を塗るのにかかった費用は、使ったペンキや道具もすべて含めて2万円程度でした。
(残り1面は全て襖です)
完璧な出来栄えを求める方はプロにお願いした方が後悔しないと思いますが、
費用も抑えられ、手順を守れば割と簡単にキレイに仕上げられるDIY、興味のある方は、以降詳しい塗り方やポイントなど説明しているのでぜひ読み進めてみてください。
03. DIYで砂壁を塗る時に必要なもの
それでは、砂壁を塗る際に必要な道具を見ていきましょう!
用意するもの
☑タカラ塗料オリジナルカラー内部用水性塗料室内のため、匂いが少ない水性塗料を選びます。今回は、落ち着いた色味である レインブーツネイビーをチョイスしました。
☑含浸シーラー
水分を吸い込みやすく、表面が崩れやすい砂壁には必須の下塗り用塗料です。
☑マスカー・マスキングテープ
塗料がついてほしくない場所を保護するために使います。
マスカーとは、テープとビニールが一体になっていて、塗りたくない場所を広範囲にわたって覆い、ペンキがつかないようにするためのものです。
☑刷毛(含浸シーラー用と上塗り塗料用の計2本)
含浸シーラーを塗る時に使う刷毛と、上塗りの塗料を塗る時に使う刷毛とは必ず別々のものを用意して使ってください。
☑ローラー(含浸シーラー用と上塗り塗料用の計2本)
刷毛と同じく、ローラーについても含浸シーラー用と上塗り塗料用とで分けて使ってください。
☑ゴム手袋
手が汚れないよう、塗料を使うときに着用します。
砂壁の詳しい塗り方
1.壁表面の汚れを拭き取るまずは砂壁についた汚れを雑巾やハタキを使って掃除していきます。
たばこのヤニなどが気になる場合は雑巾を濡らして拭きましょう。
2.養生する
マスキングテープやマスカーを使って、汚れてほしくない部分を保護することを「養生」といいます。
まずは、塗料がついてほしくない幅木や壁等にマスキングテープを貼っていきます。
コンセント等は下記の写真のように、マスキングでぐるっと囲むようにしましょう。
マスキングテープを貼り終わったら、次はマスカーを使って床など広範囲の部分を覆います。
マスキングテープの上から少しずらすように貼るようにしましょう。
テープを貼り終わったら、マスカーのビニール部分をゆっくりと引き伸ばしていきます。
必要な分だけ引き伸ばしたら、作業中めくれたりしないよう、端をマスキングテープで止めておきましょう。
塗りたい壁に窓がある場合、窓の養生も忘れずに行いましょう。
窓の大きさによっては、マスカーのビニールの長さが足りない場合があるので、
その際は写真のように四方からマスカーを貼って伸ばし、養生するようにしてください。
3.含浸シーラーを塗る
マスキングし終えたら、塗料を塗る前に下塗りとして含浸シーラーを塗っていきます。
良く吸い込むので、薄く塗るというよりは、ローラーにたっぷり含浸シーラーを含ませて塗りましょう。
水分を吸収しやすい砂壁に含浸シーラーを塗る事で、必要以上の塗料の吸い込みを防ぐことが出来ます。
私自身砂壁にシーラーを塗っているとき、どんどん吸い込んですぐローラーが乾く感覚がありました(笑)
また砂壁に直接塗料を塗ると、砂とともにボロボロ落ちてきてしまうため、含浸シーラーを塗って壁表面を固めてから塗料を塗るようにしましょう。
一度まんべんなく含浸シーラーを壁に塗り終わったら、完全に乾燥させるため半日は乾かすようにしてください。
完全に乾いたら、2度塗り目をローラーにたっぷり含ませて塗っていきます。
塗り終わったら、1度塗り目の時と同じように半日ほど置いて完全に乾燥させ、表面をしっかりと固めるようにしましょう。
4.内部用水性塗料を塗る
含浸シーラーが完全に乾き、表面を触っても砂がボロボロ落ちてこなければ、いよいよ内部用の水性塗料を塗っていきます。
全体をローラーで塗る前に、先に刷毛で壁の際やマスキングしたコンセント周り等細かい部分を縁取るように塗りましょう。
次に、中長毛のローラーを使って広い面を塗っていきます。
砂壁の凸凹した表面は塗料の色が入りにくい為、目を埋めていくように意識しながら塗ってみてください。
高いところを塗る際は、継ぎ柄というものを使うとより便利です。
継ぎ柄とは、ローラーのハンドル部分につなげて柄の長さを延長し、高いところのローラー塗装が出来る道具です。
これがあれば、脚立に乗らずより安全に塗ることが出来ますよ!
1度で完璧に塗ろうとはせず、何回も重ねて塗っていくことでキレイに仕上がります。
一度塗り目はカスカスの状態でOKです。塗り終わったら1時間ほど乾燥させましょう。
手で触っても塗料が手につかなくなれば、二度塗り目をしていきます。
目安として、大抵3度塗り程度でムラがなくきれいに仕上がります。
上塗りする際は、都度塗ったら乾かすを繰り返して塗っていくようにしてください。
5.マスキングを剥がしてタッチアップ
満足のいく出来栄えになったら、塗料が完全に乾燥する前にマスキングを剥がしていきます。
完全に乾いてから剥がしてしまうと、テープと共に砂や塗料ごと取れてしまう可能性があります。
マスキングを取ったら、塗り残しているところを刷毛でタッチアップしましょう。
6.完成
築38年の古民家の砂壁が、シックで現代的な雰囲気のあるおしゃれ空間に大変身!
before afterで見てみると違いは一目瞭然。
長い年月を経て汚れてしまっていた砂壁も、まるで新品かのような仕上がりになりました。
壁紙を張り替えた場合と違い、砂壁独特のザラザラとした質感は残っているので、
砂壁の良さをなくさず、DIYで仕上げることが出来ました。
砂壁を塗るのに必要な含浸シーラーの乾燥時間が長いこともあり、日をまたぐ作業にはなりましたが、
1日目に午前と午後で含浸シーラーを2度塗り、2日目の午前中にはすべての工程を完成できる程度の作業量でした。
おまけ : 色選びで困ったときはペンキで一度塗ってみる!
「砂壁にどんな色を塗ればおしゃれになるのか見当がつかない」
「自宅の和室の砂壁に合う色はどの色なのか分からず一歩踏み出せていない」
等、DIYで何かを塗る時に悩んで立ち止まってしまうのが、色選び🎨
面積が大きく目立つところであればあるほど、「色選びを失敗したら嫌だ」
となってしまうこともあると思いがちだと思います。
結論から言うと、ペンキの場合は悩んでいる色味をすべて一度塗ってみればいいのです。
ペンキは上から何度でも塗り直し可能なので、気になる色味のペンキを少量購入し、含浸シーラーを塗った後の壁に全て塗ってみて、
気に入った色味があれば、塗りたい砂壁の面積の量に合わせてペンキを購入すればよいのです。
気になる色味が複数あって選べない場合はぜひ一度、砂壁に直接塗って確かめてみてください。
ある程度欲しい色味が数種類に絞れている場合は、少量サイズを1つから購入できる、タカラ塗料オリジナルカラー200gがおすすめです。
また、名刺サイズの厚紙にオリジナルカラーが塗られた色見本セットもございます。
04.砂壁をペンキでDIYして、安く簡単に補修・リフォームしよう!
今回は、築38年の古民家の和室にある砂壁をDIYした事例をもとに、
砂壁の塗り方についてご紹介しました👀
リフォーム費用が高くて諦めていた方、DIYしたいけどやり方が分からなかった方、壁紙ではなく砂壁の質感を残しながら仕上げたかった方、ぜひこの記事を参考に砂壁のDIYにチャレンジしてみてくださいね!👍
▼塗り方は動画でもご覧いただけます
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【使用した道具】
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